日比谷 有楽町の心療内科 精神科 パークサイド日比谷クリニック|日比谷駅A5番出口より徒歩1分、有楽町駅日比谷口より徒歩3分、銀座駅C1出口より徒歩3分

日比谷 有楽町の心療内科 精神科 パークサイド日比谷クリニック

日比谷 有楽町の心療内科 精神科 パークサイド日比谷クリニックの診療時間

日比谷駅A5番出口より徒歩1分、有楽町駅日比谷口より徒歩3分、銀座駅C1出口より徒歩3分

日比谷 有楽町の心療内科 精神科 パークサイド日比谷クリニックの電話番号03-6550-9050

日比谷 有楽町の心療内科 精神科 パークサイド日比谷クリニックの予約フォーム

気象病(R4年春の傾向)

昨年、5月10日前後に、「気象病と寒暖差(R3年春の傾向)」というコラムを載せました。

そこで、

「最近、気象病症状で、クリニックにお見えになる方が増えてきました。
例年であれば、気圧が下がってくる、梅雨時期から増得てきます。
今年は例年より、少し早い時期から増えてきており、なんだか傾向が違います。」

と書きましたが、今年はさらに早いです。

この原稿を書いている本日は、3月20日(日曜日)ですが、2週間前より、気象病の新患さんが増えてきております。

鬼のように早い時期です。

私が、気象病治療を初めてから、今年がおそらく最短です。

毎度の如く、「なぜか?」が気になって考えました。

持論ですが、花粉症が影響しているのではないかと考えます。

今年は、急激に暖かくなり、花粉症には辛い日々が続いています。

3月上旬なのに、春(初夏?)のような気温が続きました。

みなさん、モーニングアタックという言葉をご存知でしょうか?

花粉症あるあるですが、朝起きると、目のかゆみや、くしゃみ鼻水がマックス出ますよね。

私は自称花粉症ではないのですが(最近は怪しいですが・・・)、私ですら、朝は目がかゆく、くしゃみが出ます。

この朝の現症を、モーニングアタックと言います。

このモーニングアタックの原因として、自律神経の乱れが考えられています。

以前の気象病コラムでも書きましたが、気象病の原因として自律神経の乱れがあります。

ってことは、今年は、気象変動に加え、この異常な温かさからくる花粉症がかぶってくることにより、気象病増加が例年より早くなってるんじゃないかなぁって、考えています。

あくまでも、自己中心的な持論ですが、気象病治療で自律神経を調整する薬を使う事のですが、モーニングアタックも改善出来ればと考えております。

打倒・気象病withモーニングアタック


気温や天気より、気圧の変化が大きく影響

今年は、例年と異なり、寒暖差が激しいように感じます。

朝晩と日中では、気温に加え、明らかに体感温度の差が心と体にしんどさをもたらします。

気象病に関しては、「気象病」のコラムで説明させて頂いたのですが、気象病の症状は、気温や天気より、気圧の変化が大きく影響していると考えられています。

では、この「気象病」と「寒暖差」の関係とは何でしょうか?

「気象病」と「寒暖差」の関係

皆さんご存じのように、人間は恒温動物です。

南極に行こうが、熱帯地方に行こうが、我々の体温は一定ですよね(おおよそ36度)。

これは、自律神経系の働きによって、体温を一定に保っているからです。

まあ、ありがたい機能ですよね。

しかし、一日の間や、日によって気温のアップダウンが激しくなるとどのような影響が出てくるのでしょうか?

急に気温が寒くなると、体温を一定に保とうとして、自律神経の交感神経を高めます。

交感神経が高まると、体がonモード(活動)に入り、体温が上がります。

逆に、気温が熱くなっても、体温を一定に保とうとして、発汗させます。

汗を出すことで気化熱を利用し、体内の熱を逃がして体温を下げます。

実は、この発汗作用も自律神経の交感神経が担っているのです。


何もしていないのにも関わらず、体が常に活動モード

つまり、気温のアップダウンにより、常に交感神経が刺激されている状態(過覚醒)が続きます。

こうなると、何もしていないのにも関わらず、体が常に活動モードとなってしまいます。

何もしなくても早歩きで坂道を上っている状態が続いちゃいます。

想像してみてください。

これって、かなりしんどいですよね。

当院にも、この寒暖差で「疲れやすくなった」とのお悩みで来院される方が増えてきております。

これは、「疲れやすい」のではなく、「常に力が抜けないから休息出来ず、休息できない為に疲れが回復できない」と考えたほうが理にかないます。

気温のアップダウンが激しい季節の変わり目のこの時期。ただでさへ交感神経が刺激されている期間です。

この時期に、ストレスや環境の変化、カフェインなど交感神経を刺激すること行うのは、まさに「泣きっ面に蜂」状態の、ドMですよね。

この時期は、自分に無理をせず、優しくすることで、過覚醒を防ぎ、心身の健康を保っちゃいましょう。

そのほうが、得ですよ。

※本掲載内容を許可なく転載することを禁じます

最新情報
不眠症と漢方
パニック障害と漢方
気象病2024年速報
院長コラム
桜と心の不調
産後うつ病
ストレスに強くなる、意外!?な方法(前編)
ストレスに強くなる、意外!?な方法(後編)
新型コロナ第2波に対しての心構え~SOCで乗り切ろう~
新型コロナ第2波に対しての心構え~SOCアプローチ実践~
新しい双極性障害の治療薬が登場しました
テレワーク後「会社に行くのが億劫な人たち」
感謝
テレワーク不安・不眠GW前後で、ストレスがどのように変化したか~葛藤対象の変化~
GW前後での変化~マズローの欲求5段階とは~
テレワーク不眠・不安と、マズローとの関係
テレワーク不眠・不安がテレワークうつへ移行
テレワークうつにならないためには
休校や自粛でストレスを抱える子どもたちのために
ADHD:薬物療法の意義
ADHD:薬物療法の種類
叱り方総論(パパ・ママ編)
叱り方別(ママ、女性編)
叱り方別(パパ、男性編)
自粛による昼夜逆転生活の防止
うつ状態と怠けの違い
健康な食事しか食べられない人たち~オルトレキシア
テレワークうつ
「テレワークうつ」にならない為には
テレワークうつ 医療機関受診の目安
新型コロナ関連ストレスが、心に及ぼす影響
新型コロナストレスと不眠
新型コロナストレスと抑うつ
新型コロナストレスと過食
コロナ過食を防ぐための8か条
新型コロナに感染しない為には(精神医学的アプローチ)
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は、どのくらいの期間生存するのか?
新型コロナ関連ストレス長期化することによって生じる問題
他の敏感な人たち~シゾイドパーソナリティ、発達障害~
新しいうつ病の治療薬が
登場しました!
HSPと過覚醒
HSPと適応障害・うつ病
敏感すぎて疲れてしまう人~HSP~
高照度光療法
ストレス対処方法概論
ストレス対処方法各論
ストレス対処方法各論
~問題対処外向型~
ストレス対処方法各論
~問題対処内向型~
熱中症と漢方
不眠にだるさ、食欲低下…
夏バテと“夏うつ”の違いとは?
年代別でみる心の病
パニック障害とパニック発作
ストレス性で心を病むとは?
ストレスに強くなるには
こころの病気の診断方法
こころの病気の治療
朝起きと健康の関係
朝起きられないが、夜元気な人たち~夜型人間~
早寝ノススメ
ストレスと過覚醒
五月病と過剰反応
うつ病と食事
気象病と寒暖差
抜毛症でお悩みの方へ、切なるお願い
適応障害とうつ病の違い(一般論)
適応障害とうつ病の違い(当方解釈)
適応障害とうつ病の違い(治療編)
抗うつ薬のやめ時
気象病(R4年春の傾向)
抜毛症になりやすい人
メニエール病と過覚醒
コロナ禍での五月病対策
運動でうつ病予防
睡眠と運動
SNS断ちでうつや不安が改善
コロナ後遺症と過覚醒
コロナ後遺症とブレインフォグ
ブレインフォグの原因
「ヘアロス」とは
敏感すぎて疲れる人へ~気疲れを和らげるコツ~
抜毛症と現在バイアス(Present bias)
コロナ後遺症なぜ長引く?~その①~
コロナ後遺症なぜ長引く?~その②~
抜毛症~髪は、なが~い、友達です~
気象病と眠気~2023年梅雨の傾向~
毛髪疾患サポートハンドブック
夏バテと漢方
不安(パニック)でMRIが受けられない
夏バテと睡眠負債
午前中眠くて仕方ない人へ有効な治療薬!?
ブレインフォグとセロトニン(新型コロナウィルス感染後遺症)
年末年始
抜毛症治療Q&A(2024年新春版)
悪夢に感謝?!
コロナ禍、心の健康を保つ秘訣~会話時間の大切さ~
睡眠の質と夢の関係
コンサルタントが病まない為には
冬季うつ病とは
うつ病と漢方
気象病2024年速報
パニック障害と漢方
不眠症と漢方
病気のコラム
摂食障害
不眠症
食べないと眠れない症候群
夜間摂食症候群(NES)
寝ている間に食べてしまう
症候群
社交不安障害(SAD)
統合失調症
適応障害
抜毛症
依存症
ADHD(注意欠陥・多動症)
仮性認知症
更年期障害
更年期障害に伴ううつ状態
非定型うつ病
気象病
舌痛症
心身症
月経前症候群
慢性疲労症候群
うつ病
ディスチミア型うつ病
新型うつ病
仮面うつ病
冬季うつ病
強迫性障害
日比谷 有楽町の心療内科・精神科 パークサイド日比谷クリニックの情報がドクターズファイルでも掲載されています 日比谷 有楽町の心療内科・精神科 パークサイド日比谷クリニック院長による、心因性うつ病コラム

このページの先頭へ戻る