日比谷 有楽町の心療内科 精神科 パークサイド日比谷クリニック|日比谷駅A5番出口より徒歩1分、有楽町駅日比谷口より徒歩3分、銀座駅C1出口より徒歩3分

日比谷 有楽町の心療内科 精神科 パークサイド日比谷クリニック

日比谷 有楽町の心療内科 精神科 パークサイド日比谷クリニックの診療時間

日比谷駅A5番出口より徒歩1分、有楽町駅日比谷口より徒歩3分、銀座駅C1出口より徒歩3分

日比谷 有楽町の心療内科 精神科 パークサイド日比谷クリニックの電話番号03-6550-9050

日比谷 有楽町の心療内科 精神科 パークサイド日比谷クリニックの予約フォーム

桜と心の不調
~cherry blossom mental down~

4月に入り、新入社員、新入生、新人、新学期、新年度など、何かと「新」という言葉が飛び交う時期ですね。

気温も暖かくなり、何かと心がアップする気ですが、この時期がきっかけで心の不調に陥ってしまうこともあります。

先人は、この桜が咲く時期を「木の芽時」といい、心身の不調をきたす時期として警戒していました。

では、なぜこの時期に心身の不調をきたすのでしょうか?

新しいということは、変わるということ

答えは、やはり「新」です。

「新」の時期は、「変化」の時期でもあります。

人は恒温動物ですので、心身を一定に保つ機能があります。これを、ホメオスタシス(生体恒常性)と言います。

主に、自律神経が影響しています。

変化は良くも悪くも疲れを引き起こす

人にとって「変化」は悪い変化でも良い変化でもストレスを感じます。

ストレスという言葉より、「疲れ」という言葉の方がしっくりきます。

この時期の変化に対して、その変化に適応しようとして、自律神経の交感神経が立ち上がります。

これは通常の反応ですので、これ自体が悪いわけではありません。

しかし、この時期の変化は一つではありません。

例えば、新入社員であれば、

  • 仕事という変化
  • 居住地が変化
  • 対人関係が変化
  • 着る服(スーツ等)が変化
  • 通勤という変化
  • 上下関係等変化、競争という変化
  • 生活リズムという変化・・・。

変化のオンパレードです。怒涛の変化が押し寄せます。

頑張りすぎることから適応障害に

そして、この変化に対して自律神経が活発に反応します。

つまり、交感神経が高まります。いわゆる「オン」状態が続きます。

この変化の時期に、過剰に適応しようとして頑張りすぎると、過覚醒状態になる事があります。

この過覚醒が脳疲労に移行し、最悪、うつ状態になってしまう事があります。

この状態になると、肩こり、頭痛、口の渇き、眠れない、寝てもすぐに起きる、疲れが取れない、気持ちの落ち込みを生じるようになります。

いわゆる過剰適応による「適応障害」です。

物事をシンプルに

桜の時期、この過剰適応を防ぐことが、適応障害発症予防として大切です。

人は、シングルタスクで病むことは少なく、マルチタスクで病むことが殆どです。

つまり、ストレス(変化)が一発であれば大きな変化でも何となります。

しかし、小さな変化でも一気に同時に押し寄せてきたら非常に疲れますよね。

なので、例えば仕事の変化があった場合は、プライベートはなるべく変化を付けず新しい事を始めないなど、オンとオフの切り替えが大切です。

また、優先順位を付ける事も非常に大切です。

マルチタスクも優先順位さへつけてしまえば、シングルタスク化できますよね。

または、自律訓練法を取り入れて、交感神経と副交感神経のバランスを保つこともお勧めです。

「Cherry blossom」

この言葉を聞くだけで心が弾みますが、この時期は慎重に優先順位を付けて、オンとオフの切り替えをしっかり行い過剰適応に気を付けましょう。

※本掲載内容を許可なく転載することを禁じます

追伸

ちなみに、私はこの時期「うかれない」ように、花見は一切しないようにしています。

「桜?なにそれ」、「cherry blossom?聖子ちゃんの歌?」ってスカシまくっています。

そういえば、最後に花見をしたのはいつだったのかなぁ・・・・

思い出しました!

2018年3月30日、元東京女子医大教授、坂本薫先生の講演の座長をした際、講演後に目黒川でご一緒させて頂いたのが最後でした。4年前か・・・。この頃はまだマスク生活でなくて良かったなぁ。

坂元先生と記念の一枚

最新情報
「CREA」ベストフェムケア2024に院長の記事が掲載されました
特殊な抜毛~眠っている時に間に髪を抜いてしまう~
夕刊フジにて、寒暖差不調に関する院長の記事が掲載されました
院長コラム
桜と心の不調
産後うつ病
ストレスに強くなる、意外!?な方法(前編)
ストレスに強くなる、意外!?な方法(後編)
新型コロナ第2波に対しての心構え~SOCで乗り切ろう~
新型コロナ第2波に対しての心構え~SOCアプローチ実践~
新しい双極性障害の治療薬が登場しました
テレワーク後「会社に行くのが億劫な人たち」
感謝
テレワーク不安・不眠GW前後で、ストレスがどのように変化したか~葛藤対象の変化~
GW前後での変化~マズローの欲求5段階とは~
テレワーク不眠・不安と、マズローとの関係
テレワーク不眠・不安がテレワークうつへ移行
テレワークうつにならないためには
休校や自粛でストレスを抱える子どもたちのために
ADHD:薬物療法の意義
ADHD:薬物療法の種類
叱り方総論(パパ・ママ編)
叱り方別(ママ、女性編)
叱り方別(パパ、男性編)
自粛による昼夜逆転生活の防止
うつ状態と怠けの違い
健康な食事しか食べられない人たち~オルトレキシア
テレワークうつ
「テレワークうつ」にならない為には
テレワークうつ 医療機関受診の目安
新型コロナ関連ストレスが、心に及ぼす影響
新型コロナストレスと不眠
新型コロナストレスと抑うつ
新型コロナストレスと過食
コロナ過食を防ぐための8か条
新型コロナに感染しない為には(精神医学的アプローチ)
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は、どのくらいの期間生存するのか?
新型コロナ関連ストレス長期化することによって生じる問題
他の敏感な人たち~シゾイドパーソナリティ、発達障害~
新しいうつ病の治療薬が
登場しました!
HSPと過覚醒
HSPと適応障害・うつ病
敏感すぎて疲れてしまう人~HSP~
高照度光療法
ストレス対処方法概論
ストレス対処方法各論
ストレス対処方法各論
~問題対処外向型~
ストレス対処方法各論
~問題対処内向型~
熱中症と漢方
不眠にだるさ、食欲低下…
夏バテと“夏うつ”の違いとは?
年代別でみる心の病
パニック障害とパニック発作
ストレス性で心を病むとは?
ストレスに強くなるには
こころの病気の診断方法
こころの病気の治療
朝起きと健康の関係
朝起きられないが、夜元気な人たち~夜型人間~
早寝ノススメ
ストレスと過覚醒
五月病と過剰反応
うつ病と食事
気象病と寒暖差
抜毛症でお悩みの方へ、切なるお願い
適応障害とうつ病の違い(一般論)
適応障害とうつ病の違い(当方解釈)
適応障害とうつ病の違い(治療編)
抗うつ薬のやめ時
気象病(R4年春の傾向)
抜毛症になりやすい人
メニエール病と過覚醒
コロナ禍での五月病対策
運動でうつ病予防
睡眠と運動
SNS断ちでうつや不安が改善
コロナ後遺症と過覚醒
コロナ後遺症とブレインフォグ
ブレインフォグの原因
「ヘアロス」とは
敏感すぎて疲れる人へ~気疲れを和らげるコツ~
抜毛症と現在バイアス(Present bias)
コロナ後遺症なぜ長引く?~その①~
コロナ後遺症なぜ長引く?~その②~
抜毛症~髪は、なが~い、友達です~
気象病と眠気~2023年梅雨の傾向~
毛髪疾患サポートハンドブック
夏バテと漢方
不安(パニック)でMRIが受けられない
夏バテと睡眠負債
午前中眠くて仕方ない人へ有効な治療薬!?
ブレインフォグとセロトニン(新型コロナウィルス感染後遺症)
年末年始
抜毛症治療Q&A(2024年新春版)
悪夢に感謝?!
コロナ禍、心の健康を保つ秘訣~会話時間の大切さ~
睡眠の質と夢の関係
コンサルタントが病まない為には
冬季うつ病とは
うつ病と漢方
気象病2024年速報
パニック障害と漢方
不眠症と漢方
気象痛と漢方
夏バテと漢方
特殊な抜毛~眠っている時に間に髪を抜いてしまう~
病気のコラム
摂食障害
不眠症
食べないと眠れない症候群
夜間摂食症候群(NES)
寝ている間に食べてしまう
症候群
社交不安障害(SAD)
統合失調症
適応障害
抜毛症
依存症
ADHD(注意欠陥・多動症)
仮性認知症
更年期障害
更年期障害に伴ううつ状態
非定型うつ病
気象病
舌痛症
心身症
月経前症候群
慢性疲労症候群
うつ病
ディスチミア型うつ病
新型うつ病
仮面うつ病
冬季うつ病
強迫性障害
日比谷・有楽町の心療内科・精神科 パークサイド日比谷クリニックの情報がドクターズファイルでも掲載されています 日比谷・有楽町の心療内科・精神科 パークサイド日比谷クリニック院長による、心因性うつ病コラム

このページの先頭へ戻る